肩こり 肩の痛み 原因 対策

胸郭出口症候群について

胸郭出口(きょうかくでぐち)とは、一番上の肋骨と、鎖骨の間にある筋肉の隙間のことをいいます。

 

胸郭出口には、首から体の各部に向かう神経や血管が通っています。

 

この胸郭出口が狭くなると、腕を上げたとき神経や血管が鎖骨に圧迫されます。

 

これによって起こるのが、胸郭出口症候群です。

 

床屋や美容師など、腕を長時間上げ続ける動作の多い仕事をする人に多くみられます。

 

症状としては

 

しびれ(首、肩、腕、指など)
頭痛
吐き気
目のかすみ
など

 

 

胸郭出口症候群の治療としては、主に薬物療法が行われます。

 

痛みを取り去るために消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、抹消循環改善剤、マイナートランキライザーなどを使います。

 

薬物療法で痛みが取れない場合は、血管や神経を圧迫している肋骨を切除する手術する場合があります。

 

胸郭出口を通る神経や血管が圧迫される原因としては、他にもスポーツなどによる肩関節の脱臼、また肩の鍵板に沈着した石灰による石灰沈着鍵板炎があります。

 


inserted by FC2 system